トヨタが高級クロスオーバーSUVとして販売したヴァンガードですが、生産終了の理由はご存知でしょうか?
「トヨタの経営方針の変更」や「日本に合わないサイズ」といった事が生産終了の理由だと考えられます。
最近のトヨタのロボット顔にはないかっこいいデザインが特徴的な車です。
「安くてかっこいいSUV車が欲しい!」「3列シートのあるSUV車が欲しい!」という方に間違いなくおすすめ出来ます。
中古車価格も80万円前後と、予算もかなり抑えることが出来ますね。
こちらでは元レンタカー屋の私が、不人気車トヨタヴァンガードが生産終了となった理由や良いところ、注意点についてお話していきますね。
レンタカー屋経験のある私がぶっちゃけるよ!
- 生産終了の理由
- 不人気車ヴァンガードの良いところ
- 中古車で買う時の注意点
トヨタヴァンガードが生産終了した理由

トヨタのヴァンガードってなんで生産終了しちゃったの?
「トヨタの大幅な経営方針の変更」が大きな理由の1つだね。
トヨタの経営方針の変更

事の始まりは2017年に、トヨタが「2020年代半ばまでに半数の約30車種に絞る」と経営方針を発表したことが始まりでした。
簡単に言うと「トヨタ自動車の中で似た車を販売終了にするよ!」ということ。
これで販売終了した車は多く、マークXやBbといった車が販売終了になりましたね。


トヨタ車のSUVは他に「RAV4」「ハリアー」といった中型SUVがあります。
ヴァンガードは3列シートがある以上大型SUVとして見られやすい。
実際は下図を見てもらえばわかる通り、ヴァンガードは中型SUVの位置にある。
車名 | 全長×全幅×全高 |
ヴァンガード | 4570x1855x1685mm |
ハリアー | 4725x1835x1690mm |
RAV4 | 4610x1865x1690mm |
プラド | 4825×1885×1850mm |
ランドクルーザー | 4950x1980x1880mm |
人気の高いSUVとして大型SUV「ランドクルーザー」中型SUV「ハリアー」がある以上、ヴァンガードの立ち位置は難しい。
ヴァンガードは絞られる対象としては可能性がかなり高かったといえるでしょうね。
日本に合わないサイズ

日本は海外と比べて「道路が狭い」です。
海外は大型SUVの人気が高く、日本も近年はSUV人気が高くなっていますが、CX-5やハリアーといった中型SUVに留まっています。
中型SUV車といえど、日本の道路では運転がしにくい欠点があります。
そもそもの話ですが、SUV車自体が日本には合っていない車です。
海外では「道路が広い」「道路環境が悪い」といった状況から、悪路走行に向いたサイズの大きいSUV車が必要とるのは当たり前なんです。
しかし、日本では「道路が狭い」「道路環境が良い」ので、SUV車が必要となるのは積雪の多い地域くらいです。
日本のSUV車人気の理由は「見た目がかっこいいから」に尽きます。
大型である理由はないのですから、売れない車は無くなっていくのが運命です。
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不人気車ヴァンガードの良いところ

今買うヴァンガードの良いところってなに?
「中型SUV+3列シート」が1番のおすすめポイントだね。
3列シートの中型SUV車

今、人気のSUV車は2列シートが多いですが、ヴァンガードは3列シートのモデルがあります。
不満があったのか、ハリアーの最新モデル(2019年モデル)は3列シートにも対応していますが…。
ヴァンガードも全てが3列シートではないので、欲しい方は購入する際は販売店に確認するようにしましょう。
予算100万円前後で、3列シートの中型SUV車を買える魅力は大きいです。
ランクルやCX-8といった3列シートSUV車は人気が高いので、中古車価格200万円を切るも難しい。
他には、同じく不人気で販売終了となった日産・ムラーノくらいでしょうか。

見た目がかっこいい
完全に主観ですが、私はヴァンガードの外観が大好きです。
特に横側から見た時の上下のバランスと、メッキのドアモールが好きです。

最近はどうもロボットっぽい車が多く、流れるデザインが好きな私としては最新ハリアーより好み。
というかハリアーはそもそも鷹マークのグリルが苦手(笑)
シンプル好きな方はヴァンガードの方が好みという方は多いんではないでしょうか?
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ヴァンガードを買う時の注意点

強いてあげるなら見た目通りの「燃費の悪さ」かな。
ヴァンガードはこれといった注意点が見当たりません。
強いてあげるとすれば、燃費性能が悪いくらいでしょうか。
2.4L+ずっしりとした重量で、燃費はレギュラー10km/L前後です。
とはいえ、オートクルーズコントロールや横滑り防止装置といった便利な装備があるので、価格以上の価値は絶対にあります。
グレードは大きく分けて「240S」「350S」「Sパッケージ」「Gパッケージ」があります。
迷ったら、外観重視の「Sパッケージ」内装重視の「Gパッケージ」がおすすめ。
中古車価格は60万~150万円までと幅広いですが、売却時の価格はもう期待できないので、素直に出来るだけ安いのがおすすめ。
個人的には80万円までの物がコスパ抜群だと思っています。
基本ベースの「240S」「350S」グレードに、パドルシフト(2.4L車限定)や細かなデザイン変更、カラードオーバーフェンダーや18インチアルミホイールを装備した「Sパッケージ」
本革+アルカンターラのシートやパワーシートといった内装に向けた豪華装備がある「Gパッケージ」があります。
中古車価格もそれほど変わらないので、「Sパッケージ」か「Gパッケージ」付きの方がお得です。
確実に欲しい装備があれば、販売店に必ず確認しておきましょう。
あなたに合った1台を是非、見つけてみてくださいね。
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