人気であったはずの「マークX」はなぜ不人気車に?
不人気となった理由は「改良点がなかった」「セダン車の市場縮小」といった原因が考えられます。
大きな改良を行うマイナーチェンジは販売終了に至るまで1回しか行っておらず、年々のセダン車の市場縮小がユーザー離れの原因となり、販売終了まで追い込まれたと考えられます。
しかし、中古車としては「マークX」は今とても狙い目な車となっています。
内装は勿論、走りの質も良いスポーティセダンが中古車で予算50万円あればお釣りがくるものがたくさんあります。
今、不人気となった詳しい理由は勿論、狙い目ポイントやおすすめグレードのついて詳しくお話していきますね。
今の「マークX」の価格を調べる
※検索条件設定済み
知らないだけで損をしてる?
「マークX」不人気の理由

不人気車となった主な原因は「改良点が無かった」「大型サイズセダンの市場縮小」の2点であると考えられます。
マークXは販売終了となりましたが、同じクラスであったトヨタSAIと共に統合されて、今後はカムリがトヨタの中型セダンとして販売される事となっています。
改良点が無かった
2004年から販売が開始されたマークXですが、2019年の販売終了に至るまで大きな変更(モデルチェンジ)を行ったのは1回のみです。
初代は2004年11月~2009年9月まで生産されていて、それ以降は大きな変更はなく細かな変更で済まされています。
その間、よりランクの高いクラウンなどは大きな改良を行われていましたが、マークXにはこれといった改良はありません。
時代に合った最低限の装備は付けられていますが、ハイブリッドモデルなどは搭載されず、スポーティなモデルを強調した販売スタイルが目立っています。
販売が好調であったマークⅡの継いだマークXは初回の販売台数は好調な動きを見せましたが、徐々に伸び悩んだことから考えると、トヨタのマークXにおける経営戦略が時代のニーズについていけなくなったと考えられます。
セダン車の市場縮小
トヨタマークXに限らず中型~大型サイズのセダン車の需要が少なくなってきているのも、不人気車となった理由の1つと考えられます。
元々セダン車は不人気車ではありますが、大型サイズは特に不人気な部類です。
大型セダンを選ぶ購入者層はお金に裕福な方が多く、同じトヨタ車ではクラウンの人気が高いので、安くも高くもない中途半端なマークXの立ち位置は難しいものです。
おすすめの狙い目ポイント

販売終了となってしまったマークXですが、中古車となれば当然安くなるので、お買い得な狙い目中古車となります。
販売終了した今だからこそお得なポイントをまとめてみました。
中古車の値段を考えればお得な装備がたくさんありますので、ご紹介していきますね。
予算50万円以上の装備と性能
初代後期型のマークXが予算50万円で購入出来るのが一番の狙い目ポイント。
走りの質は「さすがスポーティセダン」と感じるくらい素晴らしい走りです。
マークXの2.4Lモデルは日本の道路で不便することはまずありません。
個人的に評価が高かったのはマークXで標準で装備されているものです。
プッシュスタートは勿論、座席調整が簡単な電動パワーシートも装備されている車が予算50万円で購入出来るのは本当にえらいです。
オートライトも付いてますので、ライト調整の必要ありません。
初代と2代目はあまり変わらない
不人気の理由で少しお話しましたが、マークXの初代と2代目は良くも悪くもあまり変わりません。
外観で目立つ違いはやはり「X」の先が伸び切っているかどうか、フロントとリヤの形状が変わっていてやや顔が違うくらい。
内装に関しては初代のナビ周りがやや古臭い印象を受けるが、基本は木目を基調としたインテリアなのでそれ以外に目立つ変わりはない。
センターにあるドリンクホルダーが2代目からシフト左に設置されていて、個人的には初代のシフト下にあった時の方が良かった。
中古車となって良さが出るとは思いませんでしたが、より安く購入出来る初代の後期型がかなりお買い得となっています。
勿論、2代目マークXも変更点がないわけはありません。
7個のエアバッグや旋回時の横滑りを抑える「VSC」や加速時の空回りを防ぐ「TRC」、後部衝突時に衝撃を軽減する「アクティブヘッドレスト」といった安全性を高めた1台となっています。
逆に言うとそれ以外で私が重要だと感じる部分はなく、「初代と2代目のどちらかがいいか?」と聞かれると安全性に+30~50万円を出すかどうかという基準で見てもらっていいと感じました。
「こういった変更の無さが購入者層のニーズを満たせたなかったんだなぁ」っと感じるレベルであまり変わらないです。
おすすめグレードは「250G」
マークXのグレードは間違いなく「250G」グレードがおすすめ。
より排気量の多い350Sも素晴らしい加速力はあるが中古車とはいえ、値段を100万を軽く上回る。
あくまでも中古車としておすすめなのは値段の安い「250G」グレード。
ちなみに250Gグレードの中でも「Fパッケージ」「Sパッケージ」「Four Fパッケージ」「Four」というグレードがある。
グレードの順は以下通りで高価になっていく。
「250G Fパッケージ」<「250G」<「250G Sパッケージ」<「250G Four Fパッケージ」<「250G Four」
外装のシートの質が違ったり、16インチホイールが18インチホイールといった違いがあるが、中古車で購入する際は気にしなくても大丈夫。
なぜなら中古車は新車とは違い、標準装備されているホイールが変わったり、新車購入した人がメーカーオプションで追加している可能性があるから。
そんなことを気にするくらいなら、グレードは「250G」に絞って実際の車の内装や外装をくまなくチェックしましょう。
グレードの違いはあくまでも知識として「このグレードは高いやつか…」ぐらいで覚えておく程度で十分です。
コスパの良いセダンが欲しい方に

マークXは間違いなくコスパ抜群の中古車です。
スポーティセダンと言われるだけあって、しっかりとした走りが特徴で「とりあえず安いセダン」とは全く別の質です。
内装も木目調を基調として座り心地の良いシートを採用しているので、現行の安いセダンを買う良り高級感は間違いなくあります。
販売終了で価格の落ちている今が一番の狙い目なので、是非検討してみてくださいね。
今の「マークX」の価格を調べる
※検索条件設定済み
知らないだけで損をしてる?
