どうも、元レンタカー屋です!
現行トヨタ【エスティマ】は2006年から現在まで大きな変更(モデルチェンジ)を行っていない珍しい車です。
- 「予算を抑えたいけど、新車は高い…」
- 「デザインが古い車に乗りたくない!」
- 「安くてかっこいいミニバンに乗りたい!」
といった方に非常におすすめな車です。
この記事では・口コミ・評判は勿論、エスティマを購入する上での注意点やおすすめグレードをご紹介します!
【トヨタ・エスティマ】はなぜ安い?

出典:内装(2008年改良型・ハイブリッド)/ CC BY-SA 3.0
エスティマは街中では多く見かけるミニバンですが、実は10年以上同じタイプを販売している車です。
販売当初は好調だった売り上げも、昨今のSUVブームに推されて販売が低迷しています。
当初は人気車だったトヨタ・エスティマが「今」予算100万円で購入出来るのですから、おすすめするしかないでしょう。
しかし、気になるのが「なんで人気車の現行モデルが安く買えるのか?」ということ。
それは長い間、大きな変更(モデルチェンジ)を行っていないからです。
良くも悪くも変わらない事を長所としてきたエスティマは大きな変更を行っていません。
その為、現行のほかの車に比べて残念な装備になり予算がある購入層は「買うなら他の車に…」となりエスティマの購入層が減ってきて中古車が増加している為です。
それでも古さを感じさせないデザインや値段を考えればお買い得すぎる1台です。
細かなマイナーチェンジは行っている
大きな変更(モデルチェンジ)を行っていない点ですが、エスティマは小さな変更(マイナーチェンジ)は行っています。
現在(2018年9月時点)までで、8回もの小さな変更(マイナーチェンジ)を行っています。
細かな内外装の変更・利便性、安全性の向上といった変更は行っていますので、変更を全く行っていないというわけではありません。
結果、エスティマ好きな購入層はデザインが変わらなくても新車を選ぶ為、後で説明しますが私が推奨するモデル(2008年のモデル)が狙い目となってきます。
7人乗りと8人乗りの明確な使用目的の違いについて
トヨタ・エスティマの「7人乗り」と「8人乗り」の使用目的に明確な違いがあります。
- リムジンのようなリッチな使い方が出来る乗り心地重視の「7人乗り」
- 大きな荷物を積むなら積載性重視の「8人乗り」
上記画像は、現在のエスティマなので私がおすすめするモデルとシート等が少し変わると思いますが、「7人乗り」のイメージとしてはこんな感じです。
3列目のシートを格納して、2列目シートを前後に最大800mm動かす事が出来るので、リムジン並みの空間を確保出来るので、「8人も乗る事が無い!」という方は面白い使い方のできる7人乗りがおすすめ。
友達と乗れば盛り上がる事間違い無しです(笑)
上記画像も少し変わると思いますが、「8人乗り」のイメージです。
8人乗りは3列目シートに加えて、2列目シートをコンパクトに収納することが出来るので、自転車などの大きな荷物も乗せる事ができます。
8人乗る事がある方や、大きな荷物を乗せる事が多い方は「8人乗り」がおすすめです。
トヨタ・エスティマの残念なポイント
唯一、トヨタ・エスティマの残念なポイントは「燃費性能」です。
エスティマの燃費性能は11km/ℓ前後と高級ミニバンクラスの燃費性能で、同クラスのミニバンに比べると2~3km/ℓ程落ちてしまいます。
後はデザインを重視した作りなので、私が乗った体感としては「後方視界が見づらい点」と「車両感覚が掴みにくい」ので初めて乗る車としては辛いかなぁと思います。
ハイブリッドを選べば大丈夫ですが、「そんな予算があれば…」という感じですね…
しかし、それを軽く上回る居住性・快適性・お買い得な値段があるので十分おすすめできる1台となっています。
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実際どうなの?口コミや評判について

良い口コミ
ミニバンであることを差し引いてもスタイリッシュなデザインです。
昔の4ドアハードトップのように室内空間が犠牲になることもなく、ミニバンならではの広い室内と両立されている点も素晴らしいです。
車幅広めで車高低目の設計のため、走りの安定感はさすがでミニバンを意識させません。
一方で、日常的な駐車などの取りまわしも、思ったほど大きさを感じません。
なかなか運転しやすいクルマだと思います。
サードシートの床下収納 非常に便利です。
常に定員乗車するわけではないので、普段は収納しておいてステーションワゴンのように使えます。
ミニバンでありながら屋根が低めで低重心。
それによって曲がったときのふらつきも少なく快適 外観はイカつすぎずおとなしすぎず、程よく「ワルい」顔つきですね。
30系エスティマよりもスッキリとした印象です。
リアのデザインもどっしりと構えたような印象です。
装備は運転席のウィンドウスイッチが全窓フルオート(RB1オデなんかは助手席窓と後部席窓用のスイッチがオートじゃなかったりします)だったりバニティミラーに連動してライトが点いたりと小さな機能が盛り沢山です。
エンジン音も意外と静かです(普通に走る分にはですが)
悪い口コミ
センターメーター 時間が経っても慣れません。
運転中の目線の運び方に違和感が出ます。
普及版のXグレードでは装備の選択の幅が少ない トヨタ車はどうも上級グレードのみに標準またはオプションということが多いです。
内装が意外とチープです。
アル/ヴェル兄弟のようにゴテゴテしてないと言えば聞こえはいいですが、プラスチック感丸出しですw
前期型に限ってですがホーンの音が微妙…嫌な音ではないですが後期のホーンを最初から付けてほしかった…
口コミのまとめ
良い口コミの中で「車幅広めで車高低目の設計のため、走りの安定感はさすがでミニバンを意識させません。」という口コミがありました。
車内空間と走りの安定感の両立は中々難しいのですが、エスティマのスタイリッシュなデザインがそれを実現しています。
エスティマが長い間愛されている根強い人気のひとつです。
他に「小さな機能が盛り沢山」といった口コミがありました。
運転席のウィンドウスイッチが全窓フルオートという小さな事ですが、満足している方がいるように色々と便利な点が多いです。
他にもエスティマは小物収納が多く便利なイメージが私にはあります。
悪い口コミの中で「センターメーター 時間が経っても慣れません。」という口コミがありました。
上記画像を見てもらえれば分かりますが、少し真ん中寄りですね。
他の車に乗った事のある型は違和感はあると思いますが、慣れればどの車も一緒のような気もします。
私がレンタカーという仕事を経験していたせいかもしれませんが、私は気になりませんでした。(笑)
後は「内装が意外とチープです。」という口コミがありました。
大きな変更(マイナーチェンジ)を行っていないからこそのマイナスポイントですね。
こちらが冒頭でも説明した「新車を買うなら他の車に…」となってしまう点です。
しかし、中古車となれば話は変わります。
他車の最新の内装と比べたら残念に感じますが、中古車と見れば他と同等以上なので関係有りませんね。
トヨタ・エスティマの中古車価格や相場は?

トヨタ・エスティマの中古車相場は?
私が予算100万円以内で最低限の推奨しているモデルは「2008年12月~2009年11月生産モデル」中古車平均価格105.7万円です。
予算・グレードと相談しながら新しい年式を狙っていきましょう。
実際にどのような状態の中古車を購入できるのか中古車選びのポイントを元に予算100万円の販売例を見てみましょう。
最低限の中古車選びのポイントは別記事でも紹介していますのでよろしければ参考にして下さい。
中古車のメリット・デメリットってなに?中古車の選び方も詳しく解説します!

- 走行距離:8万km以下
- 年式:2008年以降のモデル
- 修復歴:無し
- 車体色:白・黒
- 車検整備付き
- アフター保証付き(距離1万キロ・期間1年以上)
予算100万円の中古車例

こちら2.4 アエラス Gエディション 新車時価格(税込) 298万円です。
私が推奨している条件であれば90万前後の中古車が十分に見つかります。
予算が150万円あれば2012年式を狙っていきたいですが、中々難しいです。
その間のモデルの違いはあまり無いので、予算に余裕が合っても2012年式に届かないようでしたら2008年式で問題ありません。
余った予算は貯蓄しておきましょう。
「アエラス」と「Gグレード」の違いってなに?
私のおすすめグレードは音楽を重視した「アエラス」グレードです。
標準グレード「X」、エアロパーツを付けた外装重視のスポーティモデル「アエラス」、豪華装備の内装重視の「G」、後者2つを取り入れた「アエラス Gエディション」があります。
勿論、後者になるほど豪華装備なので(「アエラス」と「G」はお好みで)予算が許す限り上級グレードを狙っていきましょう。
ちなみに「アエラス」と「G」の大きな違いは、外装ではエアロ付き(アエラス)内装では右側パワースライドドア・AFS・シート生地の変更・LEDダウンライト・オートクルーズ・マルチインフォメーションディスプレー等が変わっています(G)。
細かい点は購入する時に聞いておきましょう。
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トヨタ・エスティマを選ぶ上で大切なこと

トヨタ・エスティマを中古車で購入する時に大切なことは「古さを感じさせないデザインに魅力を感じるかどうか」を考える事です。
中古車でエスティマを買うことの1番の魅力は予算を抑えて現行デザインのミニバンを買うことが出来る点です。
流石に内装のレベルも現行モデルを求める事は出来ないので「内装も古くないほうがいい!」という方はそんな中古車は存在しないので、お金を貯めるか軽自動車の新車でも購入してください。
トヨタ・エスティマは「古さを感じさせないミニバンが欲しい!」というぴったりな車です。
勿論、エスティマは「使い勝手の良いスポーティなミニバン」なので、そういった中古車が欲しいという方にもおすすめなので、是非検討してみて下さい。
この記事があなたの車選びの役に立てれば幸いです。
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