名車スズキのキザシは完成された不人気セダン車だという事はご存知でしょうか?
圧倒的な人気の無さで販売が終了してしまったが故に復活再販も難しいというのが今のキザシの悲しい現状です。
それでもキザシが欲しいという方は「数少ない中古車を買う」か「似たような新車を買う」しかありません。
こちらでは「キザシの復活がありえない理由」や「キザシが欲しいならどうするべきか」についてお話していきます。
元レンタカー屋の私が、スズキ・キザシの気になる情報についてお話していきますね。
レンタカー屋経験のある私がぶっちゃけるよ!
- キザシ復活がありえない理由
- キザシの注意すべきポイント
- キザシが欲しい時の取るべき行動
キザシの復活がありえない理由は?

スズキのキザシってもう復活しないの?
今のスズキの経営戦略を考えるとありえないだろうね…。
スズキの隠れた経営戦略

日本の自動車業界は、世界でも通用する優良企業が多くある国です。
スズキの隠れた経営戦略とは「軽自動車というニッチな市場を専門にする」ことです。
スズキ=軽のイメージが強いので「隠れてないのでは?」っと思うかもしれません。
しかし、スズキが公表している経営戦略には「A、B、Cセグメントを中心に販売していく」と言っています。
軽自動車以外にもコンパクトなSUVとOEM車(他メーカーの車を自社販売している車)を販売していますが、有名なものと言えばスイフト、ソリオ、クロスビーくらいでしょうか?
それに比べてスズキの軽自動車と言えばアルト、ジムニー、スペーシア、ハスラー、ラパン、ワゴンRと人気車揃いです。
若い女性に向けてという明確なターゲットに向けて販売してきた結果、成功を収めたスズキが簡単に購入者層を手放すわけがありません。
軽自動車のライバル社であるダイハツに負けるわけにはいかない為、これからも軽自動車を中心とした販売は変わらないでしょう。
セダン車キザシの失敗

軽自動車を中心に販売していたスズキから初めてセダン車として、2009年10月に販売したのがキザシです。
当初は全体的に高いレベルの運動性能に加えて、質の高い内装で評判は良かったです。
しかし、2015年12月に販売終了となってしまいました。
トヨタやホンダ、日産といったメーカーであれば同じ結果にはならなかったかもしれません。
なぜなら、「購入者層が違う」から。
やはりスズキ=セダンのイメージが強すぎた為でしょう。
他のメーカーは最低でも300万ほどはする車を買う購入者層です。
それに比べてスズキに来店する多くの人は安くて可愛い100万前後の軽自動車が欲しい購入者層です。
そこにキザシという新車価格350万円前後の車を出しても誰も買ってくれませんよね?
キザシを目的に来る購入者にしか難しいのが現実です。
「成功する為に軽自動車を中心販売する」といった行動が、キザシ販売失敗の原因となっているのです。
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今、キザシが欲しいなら?

キザシが今欲しいんだけどどうしたらいいの?
正直おすすめは出来ないけど「数が少ない中古車」か「似た新車」を買うしかないね…。
数少ない中古車
あまりおすすめ出来ませんが、どうしてもキザシが欲しいなら中古車を買うしかありません。
おすすめ出来ない理由は、中古車の数が圧倒的に少ないから。
どれくらい少ないかというと、大手の中古車販売サイトでも10台あるかないかくらいです。
特別こだわりが無い限り、私なら値段が落ちてお得なマークXやHSをおすすめします。


中古車価格は勿論ですが、内装のレベルも高いです。
価格が落ちている今が狙い目なので、同じセダン車の中でも特におすすめです。
わざわざ在庫数が少なくて選択肢の少ない兆しを買うメリットは少ないです。
新車バレーノ

今のスズキ車の中の新車で一番キザシに近いのがバレーノかなぁと思います。
セダン車ではないですが、フロントデザインの顔やハンドル、シフトレバーといった所が非常に似ています。

しかし、それ以外は全くの別物なのでキザシに似た車を探しているというのでしたら止めた方がいいです。
あくまで外観が好みだった人向けかなっといったレベルです。
使い勝手を考えるなら他社のセダン車を検討しましょう。
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キザシは最初で最後のスズキセダン

キザシは完成された不人気セダン車だよ。
今のところキザシはスズキ車の中で最初で最後のセダン車となっています。
正直、キザシで大きくこけたスズキが同じレベルのセダン車を再販するとは考えにくいです。
キザシの完成度が高かった点を考慮すると、なおさらスズキのイメージを覆すのは難しいのかなっといった印象を受けました。
内装や運動性能が好評だった故に非常に残念です。

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