どうも、元レンタカー屋です!
エリシオンが安すぎる理由はエリシオンが2013年に販売が終了した「不人気車ミニバン」だからです。
気になるのが販売終了となるまでの人気が無かった理由について。
アルファード・ヴェルファイアという最上級ミニバンに対抗して発売されているだけあり、今でも通用する十分な装備がたくさんあります。
ましてや中古車として100万円を切る値段となっているので、「今」狙い目なミニバンだということは間違いないでしょう。
この記事では口コミ・評判は勿論、エリシオンを購入する上での注意点やおすすめグレードについてご紹介します!
- 「予算が100万円以内で大きいミニバンが欲しい!」
- 「大人数でも楽しめる室内広々な乗り心地の良い車が良い!」
- 「大排気量のパワーあるミニバンが欲しい。」
エリシオンが安い理由

冒頭でも触れた通り、エリシオンが中古車として現在、安すぎる理由は「不人気車」であることです。
不人気の原因を知っておくのは大切なことなので、どうして不人気となってしまったのか軽くお話しておきます。
不人気車となった理由
発売当時の状況を考えるとエリシオンが不人気となった理由は「対抗車の存在が大きい」事が分かります。
2008年に発売されたモデルで最安値がトヨタ・アルファードが300万円、日産・エルグランドが297万円という値段で発売されています。
後から販売されたホンダ・エリシオンは291万円という少し安い値段でしたが、これくらいの価格差であれば「値段が安い」という理由で最上級ミニバンの中からエリシオンが選ばれることはないでしょう。
低重心・内装の質感重視で勝負した「エリシオン」ですが、内装の広さ・外観重視の他車に勝つ事は出来ませんでした。
ミニバンとしては内装も広い方であった「エリシオン」ですが、アルファード等と比べると低重心設計為、背が低い分少し狭い作りとなっていました。
また、「エリシオン」の外観のデザインも「大人しくて良い」といった意見がありましたが、アルファード等の「インパクトのある」デザインが受け入れられ、「エリシオン」の販売が伸び悩んだ要因と考えられます。
なので「エリシオン」を中古車で購入する時に注意すべき点は知っている方が少ないという「知名度の低さ」を意識するのが大事と言えます。
まぁ私はこういった知名度の低い車が大好きですけどね(笑)
中古車を買うときに注意するべき事は?
エリシオンの主な注意点は「燃費の悪さ」と「運転がしづらい」という2点です。
しかし、この2点は大型の上級ミニバンでは当たり前な事です。
「大排気量」+「車体の大きさによる重量増」は燃費が悪くなる要因に繋がりますし、大型車になれば見えない部分が多くなり車両感覚も掴みにくくなる為、ミニバン車を買う上では当たり前のデメリットといえます。
後はしっかりとした補償をつけることです。
中古車情報サイトだと見落としがちですが、最低でも補償期間「1年1万km以上」を付けるようにしてください。
不人気車エリシオンは「今」が狙い目
ライバル車の存在で不人気となってしまった「エリシオン」ですが、予算100万円の中古車として考えれば、私は同クラスのアルファード・エルグランドよりも断然「エリシオン」をおすすめします。
アルファード、エルグランドともに新しく現行モデルが販売されていて予算100万円以内で買うことの出来るモデルは古く感じる外観となっています。
それに比べてエリシオンは販売終了となったモデルしかないので、古く感じにくい外観となっています。
そもそも予算100万ではアルファード・エルグランドともに、私が最低限おすすめ出来る条件の中古車が無いのですが…
予算200万であればもう少し考えられますが、予算100万であればエリシオンの方が状態の良い中古車が見つかるでしょう。
予算200万円でも外観がエリシオン好みであればエリシオンを選んでも問題ないくらいおすすめ出来るので安心してください。
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実際どうなの?口コミや評判について

良い口コミ
現行ステップワゴンスパーダとセレナ、友人のエリシオンとを乗り比べましたが、エリシオンを購入しました。
理由としては、評価項目ほぼ全てにおいて2車を上回っていたためです。劣っている点は純正ナビの操作性、たまにナビ案内始め3分間位フリーズすること。スッテプのエンジン性能、セレナのシートアレンジはエリシオンより優れていると感じました。
外装;満足です。モデューロエアロ有りで格好がいいです。
内装:十年前とはいえ、さすがホンダの高級ミニバン。シートもインパネ周りも満足です。
走行:満足です。下りのカーブは車重、車高あるため不安でしたが法廷速度範囲内であればロールはしないと思います。 高速走行でもカーブでも、安定感がある為運転していて疲れません。
乗り心地:いいです。十年以上前の車が、現行2車よりも静音性が高く、突き上げ感がないのに驚きでした。
燃費:良いです。通勤で峠を一つ超えますが、燃費は10・4キロから11・3キロ(満タン法)です。ガソリン添加剤を使用してから12・2キロです。スピードを出さず、アクセルを踏まずなど気をつけながら、気にかけながら走らなくてもこの燃費なのでかなり満足しています。(友人のエリシオンはこの数値より若干悪かったです)
購入前にネットの燃費情報を見て7~8kmを覚悟していましたが、メーターに表示される瞬間燃費を少し気にして走るだけでリッター9kmを維持しています(通勤メイン・休日買い物)
車体の全高が低いおかげであまり大きく感じず、ステップワゴンからの乗り換えでも運転はすぐに慣れました
驚いたのは見かけによらず良く効くブレーキとハンドリングの良さ、山道等でも車体のロールが少なくスムーズに曲がってくれます
ブレーキもしっかり効き非常に安心感あります、
3列目までしっかり作られたシートでどこに座っても座り心地は良かったです、
車内の広さや荷室は他社の同クラスと比べれば明らかに狭いですが、それを許容できる方には今の中古価格を見るとコストパフォーマンス最強ではないでしょうか。
悪い口コミ
加速:ステップのエンジンと比べ加速しないです。家族4人の坂道加速は本当にもっさりです。
ただ、平坦な道においては高回転になってから一気に加速します。
ギャップに驚きました。
10年落ち以上が多いので、ヘッドライトの黄ばみ(磨けば綺麗になります)とドアのビビリ音が気になりますが、ホンダ系列ディーラーで購入したのである程度の対処はしてくれます
まぁオーディオの音で気にならなくなりますが・・・、あと一般道の燃費9kmと比べると高速燃費は思った程伸びなかったです100km前後の速度で12~13kmでしたあと好みの問題ですがエアロ付いてないとぬめっと丸くカピバラみたいですね(苦笑)
口コミのまとめ
良い口コミの中で「現行ステップワゴンスパーダとセレナ、友人のエリシオンとを乗り比べましたが、エリシオンを購入しました。」という口コミがありました。
こちらは2017年に投稿されていた口コミで、特に乗り心地については私も同意見です。
エリシオンは勿論、現行セレナハイブリッド、ステップワゴン(スパーダモデルではないですが…)も乗った事がありますが、エリシオンの乗り心地は素晴らしいの一言につきます。
「3列目までしっかり作られたシートでどこに座っても座り心地は良かったです」という口コミもありましたが、窮屈になりがちな3列目シートが個人的には一番乗り心地が良いです(笑)
悪い口コミの中で「ステップのエンジンと比べ加速しないです。という口コミがありました。
「ステップワゴンと比べて」という事なのでしょうか?
ステップワゴンの加速性能が素晴らしいので比較も難しいですが、エリシオンは3500cc、3000cc、2400ccと排気量が分かれています。
3000cc以上であればステップワゴンにも劣らない加速性能が出るでしょう。
2400ccは燃費性能も良く値段も安いですが、大排気量のパワーを取るか経済性を取るかはお財布と相談しましょう。
後は「10年落ち以上が多いので、~(中略)ホンダ系列ディーラーで購入したのである程度の対処はしてくれますという口コミがありました。
私が推奨しているモデルはギリギリ10年を超えていませんが、意識しておくポイントでしょう。
最初に伝えておく炉ホンダ系列でなくとも対処はしてくれます。
車屋である以上、最低限の知識と技能がありますので、「ヘッドライトの黄ばみ」や「ドアのビビリ音」程度対応してくれます。
違う車屋で購入したからといってディーラーに持って行ってはいけないという事もありませんしね。
ホンダ・エリシオンの中古車価格や相場は?

ホンダ・エリシオンの中古車相場は?
私が予算100万円以内で最低限の推奨しているモデルは「2008年12月~2009年8月生産モデル」中古車平均価格74.8万円です。
装備内容が充実し始めるモデルなので、予算・グレードと相談しながらどんどん新しい年式を狙っていきましょう。
実際にどのような状態の中古車を購入できるのか中古車選びのポイントを元に予算100万円の販売例を見てみましょう。
最低限の中古車選びのポイントは別記事でも紹介していますのでよろしければ参考にして下さい。
中古車のメリット・デメリットってなに?中古車の選び方も詳しく解説します!
- 走行距離:8万km以下
- 年式:2008年以降のモデル
- 修復歴:無し
- 車体色:白・黒
- 車検整備付き
- アフター保証付き(距離1万キロ・期間1年以上)
予算100万円の中古車例

こちら3.0 VG エアロ 新車時価格(税込) 336万円です。
私が推奨している条件であれば90万前後の中古車が多く見つかります。
上級グレードの「プレステージ」は難しいですが、大排気量の3000cc等は大丈夫です。
上記画像車両の装備例
HDDナビ、クルーズコントロール、両側スライドドアなど便利な装備が盛りだくさんです。
予算100万円のミニバンでここまでの装備を揃えれるのはさすが不人気車といった所です。
予算150万円の中古車例

こちらは2.4 プレステージ S HDDナビスペシャルパッケージ 新車時価格(税込) 333.9万円です。
予算150万円であれば上級グレードの「プレステージ」も低走行距離で選択肢に入れることが出来ます。
しかし、違いはそのくらいで年式も1年2年しか変わらないので必要に感じなければ予算を100万円以内で抑えてもいいと思います。
予算50万円で欲しいなら?…

走行距離・年式を妥協しました。
おすすめはしませんが50万円で抑えるならこのレベルになるでしょう。
予算を低くする上で1番大事にして欲しいのは1年保証(走行距離無制限or1万km以上)です。
必ず保証だけは妥協しないように注意してください。
「プレステージ」グレードの違いってなに?
フロント・リアの外装や3500ccプレステージはサスペンション(車体を安定させる装置)も変わっています。
後は大型のセンターコンソールや内装の木目の質感といった細かい点が変わっていますね。
目立った変更点はあまりないですが、より上質な装備を持ったモデルとなっていますので気になるなら車屋で問い合わせてみて下さい。
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ホンダ・エリシオンを選ぶ上で大切なこと

ホンダ・エリシオンを中古車で購入する時に大切なことは「認知度の低い最上級ミニバンに魅力を感じるかどうか」を考える事です。
中古車でエリシオンを買うことの1番の魅力は予算100万で最上級ミニバンを買うことが出来る点です。
当時とはいえ、装備は充実していて乗り心地や安定感は最上級ミニバンといえる完成度です。
ホンダ・エリシオンは「安くて大型の上質なミニバンが欲しい!」という方にぴったりな車です。
勿論、エスティマは「使い勝手の良いスポーティなミニバン」なので、そういった中古車が欲しいという方にもおすすめなので、是非検討してみて下さい。
この記事があなたの車選びの役に立てれば幸いです。
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